ティレル019   1/24   モデラーズ  ACT1  

平成26年11月7日 更新

ここ最近は自分の中で「これだ!」といったアイテムが

ないので在庫整理といきます。(12月発売予定のハセガワの

ガォークは即買いますが)

今回のアイテムは今は亡きモデラーズのティレル019を製作

します。実際今現在、このキットを製作している人や製作しよう

としている人は殆どいないでしょう。亡きメーカーの絶版キット

を製作するのはまさに「悲しき飛行風船」といったところ。

実はこのキット、発売当時に製作し挫折した苦い過去が

あります。今見ると缶スプレーで厚塗りして埋まったモールド

酷い表面処理、シャーシのシルバーは筆塗りでムラだらけ

で酷い状態です。今こそリベンジです。

早速仮組みをしています。合いは今日の一流国産メーカー

と違い良いとはいえません。それなりに苦労します。

カウルは他のF1キット同様カウルは取外し可能でエンジン等が

見ることができます。でも今回はキットの合いも良くないし、スケール

が1/24ということもありカウル内を作りこむよりカウルを接着する事

を選択。画像のとおりかなりの隙間が出来ます。

隙間はプラ板を挟み埋めていきます。

パーツ全体を見ても表面がかなり波うっているので表面処理

はいつもより入念にしないといけません。

この表面処理には少し時間が掛かりそうです。


平成26年11月26日 更新

一体成型されたシャーシですが裏面はかなりヒケがあります。

完成後裏にして見る事はまずないですが精神衛生上良くない

ので綺麗に整形しておきます。

ボディ(カウル)もなんとか下地処理終了です。

リアカウルの分割線が苦労しました。

全てのパーツの下地処理完了です。小さなパーツはピンバイスで穴を開けインセクトピン(頭はリベットとして使用したやつ)を瞬着で点付け

しています。普段は右の画像にあるタミヤにエナメルの薄め液の空き瓶に使えなくなったデザインカッターの刃と一緒に入れてあります。

サフが感想乾燥するまでの間タイヤの皮むきをします。

本物にもパーティングラインはありますが少し大きすぎて

リアルさに欠けるので320番のペーパーで擦ります。ルーター

がないので電動ドリルを使用。


平成26年12月12日 更新

クレオスのクールホワイト→ホワイトで塗装後、ブルーとの

境目になる所は滲み出し防止にクリアーを塗っています。
ボディ乾燥中にシート製作です。当時のティレルはシートに

穴を開けていたタイプがあったようです。まるで零戦ですね。

少しでも軽く、少しでも速くを追及した一つの答えなのでしょう。

この様な工夫だ大好きです。

シフトノブはパーツを失くしたので爪楊枝を削って自作しています。

同じ時期のフェラーリは皮地です。別な意味でこだわっています。

アンダーパネルは遮熱シートはガイアノーツの

Exシルバーで塗装。


平成26年12月18日 更新

ミッションカバーは強度ほしさに瞬着を使いましたが、硬化液を

スプレーしたら裏側に塗装してあったエナメル塗料が一瞬に

とびました。エナメルと瞬着の相性は合わないみたい。

見えなくなるエンジンは素組みです。

外へ出す水抜きのホースだけ取り付け。前作のRC30

のホースの余りを使用。

今頃気づいたのですが、フロントのブレーキダクトは内側にプラ板を貼って

ダクトらしくします。

この様なパーは先にブルーを塗ってからマスキングしホワイトを塗装

した方が楽です。ベースホワイトやクールホワイトの様な隠蔽の強い

塗料のおかげです。

ブルーは、クレオスの65インディブルーと5ブルーを混ぜています。

次は境目に入るシルバーのラインをデカールも付属してますが塗装する

予定です。再度マスキングです。

ちなみにマクラーレンホンダ、シートには無関心なのか。

模型的には、つまんないですね。

平成27年6月6日 更新

タイヤとホイールです。

エアバルブは真鍮パイプと金属線で自作、この辺は前作のRC30の


経験が役にたってます。ピレリのロゴは塗装したいところですが、

テンプレートがないのでデカールで我慢。ゴムの上では確実に剥がれる

のでタイヤ全体を半ツヤクリアーでコートし保護しています。

車体に貼るデカールは古いためか、非常に苦労。ここ数年デカールでこんなに手こずった事ありません。糊が弱いのか上手く馴染ません。

マークソフター、マークセッター、蒸しタオル(蒸し綿棒)と総動員しましたが、シルバリング発生しています。 2日おいてから薄めのクリアー

に賭けてみます。一度軽く吹いて様子を見てみます。2日完全放置後デカールのチェックです。予想どおり一部気泡が確認されたり、甘い

ところもありました。針でデカールに穴を開け密着させていきます。

その後、2度目のクリアー吹き。

ここで数日間放置し乾燥させます。デカールがヤバイので

慎重に進めます。


平成27年8月12日 更新

クリアーを4〜5回吹いたでしょうか。数週間経っているので

完全乾燥しているでしょう。スーパークリアーVを使用。

いいツヤがでます。クリアー層を剥がすといけないので

程々にします。

仕上げは、カズ君さん直伝の実車用のシュアラスターで締めます。

モノコック内側をセミグロスブラックで塗装します。

当然マスキングは必須です。デカールをテープに持って

いかれないよう粘着力は落としておきます。

いよいよクライマックスです。このステージでは繊細な

作業が必要とされますね。シャーシとの接着は綺麗にかつ

頑丈にやらなければなりません。瞬着を少しづつ流して進めて

いきます。

足回りやFウィングも瞬着を要しました。

冷や汗もんです。Rウイングは少し汚くなりましたがしょうがありません。

接着面が少なくタイトで非常に苦労しました。

無線アンテナなビニールコードと金属線の組み合わせ。

コックピット後方にあるキルスイッチは金属線で作っています。筆塗したら塗装がダマになってしまいました。

時間もかかりましたが、20年以上の悲願ともいえる?ティレル019の完成です。

カーナンバーはもちろん3.中嶋悟仕様です。中嶋悟補完プロジェクト第2弾完成です。


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